共働き家庭の家計管理に簿記3級が役立つ理由と日常生活への効果

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「なんとなく家計簿をつけてるけど、思ったより貯まらない…」そんなモヤモヤ、ありませんか?

家計管理しているけど、思ったより資産が増えてない。。。
えっ、なんで?家計簿みても原因がわからない。

正しく整理できていないのかもね。
簿記の知識があると、正しく整理(仕訳)ができるようになるよ。

 共働きで十分な収入があっても、家計の“中身”が見えていないと、ムダな支出や将来への不安がつきまといます。実はそんな悩みに、簿記3級の知識がとても有効なんです。

 簿記というと「経理の資格」と思われがちですが、**お金の流れを正しく把握するための“暮らしのスキル”**でもあります。

 本記事では、簿記3級で身につく知識と、その知識が家計管理にどう役立つのかを、わかりやすく解説します。

目次

簿記3級で身につく具体的な知識・スキル

 簿記3級は企業のお金の流れや経営成績を「正しく記録し、整理する」ための基礎知識を身につける資格で、「仕訳の方法・帳簿の作成と集計・財務諸表の理解」の3つのスキルを習得することができます。

 詳しくは後述しますが、簡単に言えば下記の通りです。もう少し詳しく解説します。

簿記3級で身につく知識とスキル
  • 仕訳の方法 ⋯⋯⋯⋯ お金の使い道を記録すること
  • 帳簿の作成と集計 ⋯ 記録を種類ごとにまとめること
  • 財務諸表の理解 ⋯⋯ お金の「成績表」を見ること

仕訳の方法

 日々の取引を「勘定科目」に分類して記録する手順を学びます。

 お金の出入りを複式簿記で仕訳帳に記録し、”二面性(貸方・借方)で捉えるルールを習得”します。

<仕訳の方法>
たとえば、あなたが100円でノートを買ったとします。
このとき、「お金が減った」「ノート(道具)が増えた」という2つの動きを記録します。
  ⇒
   おこづかい帳をつけるときに「何に使ったか」を書くことと同じです。

帳簿の作成と集計

 仕訳にもとづいて総勘定元帳(各勘定科目ごとに取引をまとめた帳簿)を作成し、試算表へ集計する流れを学びます。

 このプロセスにより「お金の収支を正しく記録・整理する」技術が身につけることができます。

<帳簿の作成と集計>
「今月はおかしに1,000円使った」とか「文房具は500円だった」と、同じグループごとに集めて、どれくらい使ったか合計を出します。
  ⇒
   家計簿や貯金箱のメモを、月ごと・種類ごとにまとめて集計します。

財務諸表の理解

 総勘定元帳をもとに**貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)**といった財務諸表を作成し、読み取る方法を学びます。

 収益-費用=利益という基本を通じて、「儲け(損益)がどう算出されるか」「資産と負債のバランスはどうなっているか」を理解できます。

 簿記3級では小規模企業の経理で頻出する、現金預金・商品売買・固定資産の購入・収益と費用計上などの取引の一連を扱うため、個人のお金にも通じる幅広い基礎知識が得ることができます。

<財務諸表の理解>
 「いくらもうかった?」「何にどれくらい使った?」「今の持ち物はいくら?」こういったお金の健康診断みたいな表を作って、自分の状態をチェックします。
  ⇒
   テストの成績表みたいに、「お金の点数」を見る感じです。

家計管理への応用

 簿記3級の知識を身につけることで、「お金の流れを数字で捉える力」が養われます。

 簿記の勉強を通じて家計のお金を会社経営になぞらえて考える視点が持てるようになり、「なんとなく家計簿をつけて毎月の残高を見るだけ」から脱却できます。

 簿記3級の知識を、実際の家庭の家計管理にどう応用できるのか、具体的に紹介します。

費目分類で支出を「見える化」する

 簿記の勘定科目の考え方を取り入れると、家計簿の費目分類が格段にスムーズになります。

 家計簿の費目(食費・水道光熱費・通信費・レジャー費・交際費など)が多岐にわたる中、「この出費はどの費目に入れるべきか」と悩んだ経験はありませんか?

 簿記の知識があればこうした迷いも減り、支出の目的別に正確に仕訳する習慣が身につきます。

 例えば、一口に**「食事代1,000円」**といっても簿記的な視点で考えると以下のように分類できます

  • 家族の日常の食事にかかった支出なら → 「食費」
  • 家族の誕生日祝いで外食した支出なら → 「レジャー費」(娯楽費用)
  • 友人の誕生日パーティーでの食事なら → 「交際費」(交友関係の費用)

 このように目的に応じて費目を厳密に仕分けることで、お金の使い道がひと目で分かるようになります。支出の「見える化」が進めば、家計のムダや偏りも発見しやすくなるでしょう。 

 こうした費目分類の徹底により、家計のお金の流れが会社の帳簿のようにクリアに把握できるのが大きなメリットです。

 何にいくら使っているかが明確になれば、「思ったより外食費に使っていた」「固定費が収入に占める割合は◯◯%だ」といった気付きが数字で得られるため、具体的な節約策や見直しアクションにつなげやすくなります。

収支を数値で管理し「損益」を意識する

 簿記を学ぶことで、家計を小さな会社になぞらえて経営感覚で管理する視点が身につきます。

 会社では「収益-経費=利益」という公式のもと、収入と支出を記録し**利益(儲け)を算出しますが、この考え方は家庭の家計でも同じです。

 簿記の知識があると毎月の収支を損益計算のように捉え、「今月は黒字か赤字か」「先月より利益(貯蓄額)が増えたか」**といった視点で家計をチェックできるようになります。

 例えば「収入は変わっていないのに交際費が増えたから赤字になったのか」と冷静に支出増加の要因を見極め、次月以降の対策を考えられるようになるのです。

 このように感覚的に「なんとなく赤字だ…」と不安になるのではなく、収支の数字をもとに問題点を洗い出すことで、家計改善のアクションに論理的に取り組めます。

キャッシュフローの視点で冷静な判断をする

 簿記を学ぶと、お金の流れ(キャッシュフロー)を時間軸で捉える習慣が身につきます。

 たとえば、半年分の定期代6万円を一括で支払った場合でも、「毎月1万円の費用負担」と期間でならして考えられるようになり、出費に対する不安や判断ミスを防ぎやすくなります。

 また、固定費と変動費の区別も明確になります。固定費(水道光熱費や保険料など)の見直しは、継続的な節約効果が得られ、長期的な家計改善に繋がります。また、変動費(食費や娯楽費)は比較的見直しがしやすいので節約のメリハリがつきやすくなります。

 **クレジットカードなどの「見えない支出」**も、将来の支払い=負債として意識できるようになります。

 現金の残高だけに一喜一憂せず、将来の支払いも含めた計画的な家計管理が可能になります。

資産性を意識した支出で、賢く節約・豊かに暮らす

 簿簿記3級で得た知識は、家計に「経費」や「コスト」の考え方を取り入れることに役立ちます。
 企業では「経費=利益を得るための必要な支出」として管理されますが、家庭でも同様に「この支出は本当に暮らしや将来のためになるか?」と問い直す視点が大切です。

 簿記を学んでからは「現金は減っても、資産が増えていれば良い買い物だった」と考えられるようになりました。

 たとえば、家具や家電を買うときも、将来的に価値が残るか(=資産性)や、使わなくなったときに売れるか(=リセールバリュー)を意識するようになり、買い物への向き合い方が変わりました。

 意識を変えるだけでも、お金が「消える」感覚から「活かされる」感覚へと変化します。

また、価格だけで判断せず、「この商品を使うことで、どんな効果や満足が得られるか?」「維持費はかかるか?」といったコストパフォーマンスやランニングコストも意識するように。これにより衝動買いや無駄な出費が減り、必要なものにはしっかり投資するという、バランスのとれた支出ができるようになりました。

簿記の知識を活かして家計管理に成功

 簿記の知識を活かして家計管理に成功した事例を紹介します。また、簿記を取得するのに使った教材も含めて簡単に紹介します。

【実体験】簿記の知識で家計が変わった!浪費も楽しめる”黒字体質”へ

 簿記3級を学んだことで、家計管理に対する考え方が大きく変わりました。

 「振替」や「資産・負債」の概念を知ることで、お金をただ使うのではなく、「使い道をどう位置づけるか」を意識できたのは資産形成を進めていくうえで重要でした。

 「消費」と「浪費」「投資」の違いも明確になりました。浪費=悪ではなく、「生活を豊かにするための浪費」があることも簿記を通して学びました。実際に、旅行なども予算を組んで楽しむようになり、無理のない範囲で心が満たされる支出ができています。

<よくある事例>
 マイホームの購入時には、営業トークでは「資産になりますよ」と言われます。
 簿記の視点を持つと「購入した瞬間に市場価値が下がる資産」であり、減価償却されていく資産であることも理解できます。
 この考えがあれば、冷静な判断ができ、不要なローンや過剰設備への出費を防ぐことができます。

 家計においても、家庭版の財務諸表(貸借対照表)を意識してみたところ、固定費の見直しや支出の最適化が進み、気づけば赤字だった家計が黒字に転換しました。マイホーム購入当初は純資産がマイナスになっていましたが、数年以内にプラスへ転じ、今では投資を含む資産形成のスピードもアップしています。

簿記3級取得時に勉強した教材

 私が簿記3級取得時に勉強した教材は、下記の2つになります。

 下記の教材はイラストも多くて、基本的な簿記の知識をいれるには最適な教材だと思います。”テキストに特化した教材”と”本試験に特化した教材(問題集)”の2冊があります。

 まずは、テキストの教材で簿記の基礎知識をつけるのが効率的です。

 YouTube「リベラルアーツ大学」でお金の知識や生き方をわかりやすく発信する起業家・投資家である両学長は、「クレアール」をおすすめされていました。サンプル教材もオンラインで確認できますので、まずは公式HPからの確認してみると良いです。

まとめ:簿記を学んだことで生まれる日常生活の変化

 簿記3級は、単なる資格ではなく、家計を根本から見直す力を与えてくれる実用的な学びです。

 「仕訳」「帳簿」「財務諸表」という基本を身につけることで、日々のお金の動きを数字で捉えられるようになり、漠然とした不安から脱却できます。

 費目ごとの分類や損益の把握、キャッシュフローの視点を持つことで、家計のムダや偏りを発見し、合理的な節約・投資判断が可能に。さらに、「現金は減っても資産が増えたなら価値がある支出」といった考え方により、浪費や消費を区別し、後悔のない買い物ができるようになります。

 今後の生活をより豊かに、安心して過ごすために。まずは簿記3級から、お金との付き合い方を見直してみませんか? 

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