車は本当に必要? 都会で“車を持たない暮らし”を選んだ理由と移動手段の工夫

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 「子どもができたから」「家族が増えたから」──そんな理由で車の購入を当たり前に考えていませんか?

 たしかに、自家用車があると便利に感じる場面はあります。でもその一方で、維持費や駐車場代、ローンなど、家計に大きな負担をもたらすのも事実です。

家族が増えたから、車でも購入しようかな?あったら、便利だよな〜

交通手段が充実している首都圏なら、車を持たないと言う選択肢もあるよ!

 実は今、都心部を中心に「車を持たない暮らし」を選ぶ家庭が増えています。
 レンタカーやタクシー、公共交通機関などを上手に使えば、車がなくても快適に暮らせる時代です。

 この記事では、私自身が車を持たずに生活している理由と、日々の移動を支える代替手段のメリット・デメリットを実体験ベースで紹介します。

 「車は本当に必要なのか?」と、一度立ち止まって考えるヒントになれば幸いです。

読んでわかること
  • 車の必要性:簡単なチェック項目
  • 車購入しない場合の代替案:レンタカーやタクシーなどの使い分け
  • 車購入時に気をつけるべきこと:リセールバリュー
目次

車がなくても本当に困らない?現代のライフスタイルに合った判断を

 車がなくても本当に困るのかを、一度、考えてみてください。下記の3つの項目に当てはまっていないかを確認してみてください。

子どもがいるから車が必要?という思い込み

 「子どもができたら車は必須」と思っていませんか?

 確かに、妊娠や出産をきっかけに車を購入する家庭は多く、実際に子育て世帯の7〜8割が自家用車を保有しているというデータもあります。また、3割以上が妊娠期から乳幼児期にかけて新しく車を購入したという調査結果もあります。
(出展:子育て世帯の購買行動をデータで分析|ファミリーカー市場の新常識2025より)

 けれども、これは「本当に必要だから」ではなく、「必要だと思い込んで」選んでいるケースも少なくないです。

 生活スタイルや地域の交通環境によっては、車以外の選択肢でも十分にやりくりできることもあります。大きな買い物だからこそ、必要性を見直してからでも遅くありません。

都心部・交通インフラが整った地域なら不要なことも

 都心部や交通インフラが充実した地域では、「車が不要」なケースが多くあります。特に以下のポイントが挙げられます。

  • 公共交通が充実
     鉄道、地下鉄、バスなどの充実した公共交通機関のある都心部では、日常の移動や通勤・通学も十分にカバーされる。したがって、維持費の高い車を持つ必要が極めて低いです。
  • 新しい交通サービス(MaaSなど)の普及
     様々な交通手段(電車・バス等)をアプリ等でシームレスにつなぐ「MaaS(Mobility as a Service)」によって、自家用車を持つ必要性がさらに低下している。
  • 生活利便性
     都心部は商業施設、医療、教育機関等が集まっているため、日々の用事も交通機関や徒歩だけで十分にこなせます。タクシーやシェアカーも利用しやすいのが特徴

「なんとなく必要」は高コストな選択になりがち

 車をはじめ、「なんとなく必要かも」という感覚で買い物をすると、お金がどんどん出ていきます。

 これは、企業が巧みに購買意欲を刺激する宣伝やSNSなどを通じて、“必要に見える”仕掛けをしているからです。

 そんな時代だからこそ、ムダな出費を防ぐためには以下の3つの視点が重要です。

  • 消費と浪費の違いを意識する
     生活に本当に必要な支出か、それとも満足度の低いムダな出費かを見極める。
  • 本当に必要な機能かをチェックする
     高機能=便利ではなく、自分にとって使い道があるかを冷静に判断する。
  • 購入品の資産価値を意識する
     買った後も価値が残るか、中古で売れるかなど“お金の残り方”にも注目する。

 「なんとなく」ではなく「本当に必要か?」を自分に問いかけることが、家計を守る一歩になります。 

私が車を持たないと決めた理由

 私が車を持たないと決めた理由は、大きく下記の3つです。今は、資産形成を優先して、ある程度の資産ができたら、車の購入を再度検討予定です。

私が車を持たないと決めた理由
  • 毎月の維持費 :維持費+車両代で月8〜9万円前後がインパクトが大きい。
  • 資産形成を優先:まずは将来への不安解消を優先したい。
  • 運転がストレス:渋滞や狭い道での運転ストレスが大きい。

毎月の維持費が家計に与えるインパクト

 車は維持費などが多くかかると言われており、試算してみると維持費+車両代で月8〜9万円前後が支出が増えるイメージです。

 一般的な普通車(ガソリン車・排気量1,000〜2,000cc級)のケースで、下記の主要な維持費(月額平均)をまとめました。また、車両も一般的なプリウスで計算しています。

・理由1:毎月の維持費が家計に与えるインパクト
 中古車や持ち家で駐車代が掛からないなどの条件で、月々の負担は軽減できます。ただ、平日・休日ともに運転する生活をしていないので、コストパフォマンスが低いと判断しました。

 項 目月額目安コメント
車両代54,000円プリウス:約53,300円 / 月 (60回均等払・参考)
駐車場代10,000円全国平均的な金額。地方都市は7,000円前後が多い傾向。
ガソリン代6,500円年間消費量472L(全国平均)・単価165円換算:年77,880円
自動車保険6,000円年間およそ73,000円
車検費用8,500円2年ごとに約20万円→年10万円
税金3,000円1,500cc〜2,000cc級で年36,000円前後

資産形成を優先したいから

 15年間で、月8万円を「支出した場合」を基準にして、同額を「貯金」と「投資」に回した場合の比較をしてみます。

  • 支出:即時の満足と生活充実のための消費である。
  • 貯金:元本割れのリスクはほぼないが、インフレリスクがある。
  • 投資:必ずしも毎年5%のリターンが保証されるわけではなく、元本割れのリスクもある。

 単純な比較ですが、「月8万へ支出している人(車保持者)」と「月8万へ貯金・投資している人(車保持者)」では、約1,400万円〜2,000万円の資産の差が生じることになります。

・理由2:資産形成を優先したいから
 比較的に交通の便が良い地区に住んでおり、車を持たない生活に慣れている。そのため、今の生活を充実するよりも、将来への不安解消したいという想いが強いです。

項目支出(月8万)貯金(年0.25%複利)投資(年5%複利)
総元本0円1,440万円1,440万円
15年後の資産総額0円約1,483万円約2,049万円
増加分なし約43万円(ほぼ元本)約609万円
リスクなし非常に低い価格変動リスクあり
流動性即時使用可能やや流動性あり商品により流動性異なる

したがって、15年間の資産形成を重視するなら、投資がリターンとしては最も大きくなりますが、自身のリスク許容度によって貯金と投資のバランスを取るのが合理的です。

運転のストレス・事故リスクを回避したい

 社会人の最初の赴任地は、北海道でした。

 広大な土地での車移動はとても快適で、運転の楽しさを感じれるよい土地です。
 特に道内の広い道路は、開放感があり、きれいな景色の中を走るのは気分転換にもなりました。ただ、その反面、仕事中のスピード違反や一時停止違反で罰金を支払った経験も何度かありますが。。。

 関東圏に異動してからは、移動手段が大きく変わりました。

 電車移動も決して快適とは言えません。満員電車での通勤は体力的にきついですが、都内の渋滞や車の運転ストレスを考えると、公共交通機関の方が気持ち的にはラクだと感じることもあります。

 こうした経験から、「運転の楽しさ」と「負担やリスク」のバランスをあらためて見直すようになり、今では車を持たないという選択に納得しています。

・理由3:運転のストレス・事故リスクを回避したい
 最初の赴任地である北海道の運転の快適な運転環境に慣れてしまった。都市圏の渋滞や狭い道などで事故などのリスクが高いと感じてしまい、また、運転の楽しさも半減した。

代替手段は豊富!レンタカー・タクシー・交通機関の使い分け

レンタカーのメリット・デメリット

 レンタカーは車の所有コストを大幅に抑えられ、必要な時・目的に合わせて車種を選べる便利なサービスです。ただ、借用・返却の手間や「乗り慣れない車」のリスクや、短時間利用時にはどうしても割高感を感じてしますなどのデメリットもあります。

 普段は「車を使わないが時々必要」「複数の車種を体験したい方」などに特におすすめです。

メリットデメリット
維持費や税金がかからない営業所での借用・返却が必要
必要な時だけ利用できる手続きや予約に手間・時間がかかる
好きな車種を選べる希望の車種が借りられない場合がある
整備・清掃が行き届いているガソリン満タン返却が必要
乗り捨て可能(店舗による)短時間利用は割高
初期費用なし営業所の場所・時間に制約がある

タクシーのメリット・デメリット

 タクシーは、「運転不要」「プライバシー・快適性」「即時利用」など利便性が高いです。ただ、「料金の高さ」「配車不確実」「運転手のサービス品質」などコストや使用面での注意が必要です。

 雨の日などはタクシーが配車されにくいなどもあるので、いつでも使えるわけではないです。

メリットデメリット
自分で運転しなくてよい料金が高い(長距離・混雑時は特に)
ドア・ツー・ドアで移動できる待ち時間や配車の不確実性がある
荷物が多い、雨天などでも快適流しの車が少ない、利用できない時間帯がある
飲酒後や体調不良時も利用可能渋滞などで到着時間・料金が読みにくい
運転に不慣れでも安心運転手との相性や信頼性に差がある
駐車場所・維持費が不要毎回利用料金が発生する

【実体験】
 最寄り駅のタクシーを初めて使用したときに、運転手の対応が良くなかったです。それ以降もたくーは何度か使っており、感じの良い方もいました。ただ、最初に使用したタクシー運転手の印象が悪くて、あまり使わないようになってしまいました

電車・バス・シェアサイクルも選択肢に

 電車・バス・シェアサイクルは、「車を持たない暮らし」の中で、目的や状況に応じて使い分けると非常に便利です。それぞれの特性と「おすすめの使いどき」を以下にまとめました。

「車がない=不便」ではなく、うまく組み合わせれば「むしろ快適で経済的」になります。

目的/条件おすすめ手段
通勤・通学🚆 電車
駅から離れた場所へ🚌 バス
駅間移動・短時間🚲 シェアサイクル
時間厳守が必要🚆 電車(特急や快速)
軽い運動+移動🚲 シェアサイクル

どうしても車が欲しい人へ|後悔しないための購入の考え方

新車 or 中古車?使用目的で選ぶ

 車の購入を検討するときに、まず悩む点は「新車 or 中古車」だと思います。

 結論から言えば、車が趣味などであれば「新車(浪費)」で、通勤などが目的なら「中古車(消費)」をおすすめします。

 新車は購入後すぐに価値が急激に減少しますが、中古車は減少が緩やかで、特に人気車種は良いリセールバリューを維持することがあります。

 長期的に見て、資産価値を考慮するなら、中古車の方がコストパフォーマンスが良いことが多いです。

リセールバリューが高い車
  • トヨタ ランドクルーザー70/250/300 ⋯ 
  • ランドローバー ディフェンダー
  • トヨタ カローラクロス
  • トヨタ アルファード/ヴェルファイア
  • レクサス LM500h / LBX / LX

ローンは最小限に。残価設定ローンのリスクも要注意

 自動車ローンは、金利が低いところで年0.9%~3.2%程度です。最近話題の残価設定ローンや一般ディーラーローンは高めで、年4%~5.5%程度が一般的な金利です。

 高い金利は、将来の支払い負担が重くなります。ローン返済が続く限り、経済的自由が制限されるため、他の重要な投資や支出に影響を及ぼす可能性があります。また、何か予期しない支出が発生した場合にも、借金があることで柔軟に対応するのが難しくなります。

現金一括購入がベストな理由
  • 利息がかからない:利息が発生せず、総支払額の減少。
  • 負担が軽減::生活費や他の支出に柔軟に対応でき、精神的な負担も軽減。
  • 所有権が即座に: 現金一括なら、購入と同時に所有権。
  • 資産管理がシンプル:借金を抱えずに済み、将来の資産管理が簡単。
  • 交渉力が増す: 現金一括は、ディーラーや販売店と価格交渉を有利に。

まとめ|“持たない選択”で得られる自由と快適さ

 車を持たない暮らしは、「我慢」ではなく「選択」です。
 レンタカーやタクシー、電車やバスを使い分けることで、生活の自由度はむしろ高まることもあります。

 私自身、維持費の負担や運転のストレスから解放されたことで、資産形成にも集中できるようになりました。 「なんとなく必要」に流されず、本当に自分や家族に合ったライフスタイルを選ぶことが、結果的に心にも家計にもゆとりをもたらします。

 これから車の購入を検討している方も、一度立ち止まって「持たない」という選択肢もぜひ考えてみてください。

 暮らし方の多様化が進む今こそ、“車のない快適な生活”も十分に実現可能です。

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